国立高雄餐旅大学交換留学生レポート

2014年度 近況レポート 2nd Term

2014年9月~2015年3月まで交換留学生として国立高雄餐旅大学(台湾)で学んでいる、A.W.さんR.N.さんからの近況レポート②です。
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Name A.W.

驚き満載の台湾

 台湾への留学前に掲げた目標は、英語・中国語の語学の向上、その上ホスピタリーについて学ぶことである。英語での授業を主に履修していたので、以前よりも英語の聞きとる力がついた上に即座に英語で返答できるようになった。しかし、国際観光学部の学生の英語能力のレベルの高さに衝撃をうけた。

 日本人留学生には、1人ずつチューターがついている。私のチューターは、非常に日本語が上手であるので、常に日本語で話している。また、日本語学科の学生と食事に行くことも多い。したがって日本語を使わないような生活はあまりできていない。しかしながら、ルームメイトのすべてが航空学科の学生で日本語を話せないこともあり、コミュニケーションツールとして英語を用いることが多い。その点では、毎日英語も用いる。また、ルームメイトとは、お互いに中国語の先生・日本語の先生になることで、コミュニケーションができるようになった。その上、隣の部屋の学生ともお互いに先生になったので、授業では習わない単語などを学ぶことができた。

高雄餐旅大学には、ノン中国語ネイティブスピーカーの為に中国語のコースがあり、スピーキングコースでは、ピンインを一から教えてくれることもあり、ピンインだけで発音をできるようになった。一方では、ライティングのコースでは、単語から入ったゆえに最初はレベルについていくことができなかったが、徐々に授業を受けるにしたがってついていくことができるようになった。

 1月20日から2月28日の6週間の間、高雄の老舗ホテル華王大飯店で実習している。主にフロントデスク業務を担当しているが、旧正月を含む数日は、ハウスキーピングを担当している。勤務時間は、Aの7:00から15:30、Bの14:30から23:00、Dの12:00から20:30の3種類である。社員食堂が地下にあるので、ご飯休憩の時に利用している。味に関しては、まあまあのクオリティー。私の場合は大半Dの勤務時間が多い。最初のころは、閑散期であったこともあり、日本人のお客様のチェックインや電話応答などをメインにしている。また、シフトによって仕事が異なる。多く聞かれることではWi-Fiのパスワードの有無やおすすめのレストランなどである。1度日本人観光客に写真を頼まれたので、写真を撮ったところ日本語が上手だと言われ、日本からの実習生だと言ったら頑張れと励まされた。電話応答では、モーニングコールの依頼などを引き受けた。また、徐々に慣れてきたので、英語での接客も行うことにしている。フロントスタッフの半数は日本語を話せないので、スタッフとの会話は英語で行っている。
 ホテルでは、旧正月に近いということでロビーには旧正月を祝う催し物がある。

日本ではお正月に門松など緑色系の物を飾るのが一般的であるが、台湾・中国は、赤色系の物を飾るという。その理由として、怪物が襲ってきたときに赤色のペンキを建物などに塗ることで退治したという教えがある。したがって、台湾の正月では、赤色の飾り物を飾ることが多い。今年の旧正月は2月19日から2月21日なので、ホテルは忙しくなる。そのため私は、ハウスキーピングの仕事をメインに行う。ハウスキーピングでは、ベッドメーキングなどを行う。ベッドメーキングは、高雄餐旅大学で履修していた授業で習ったが、ベッドの種類が異なっている。

 

 この留学を通して、英語のヒアリング力・スピーキング力の向上などに加えて、まったくできなかった中国語を少しではあるが、理解できるようになった。いままでは、チューターやクラスメートなどにお店での注文を頼んでいたが、今では自分自身で注文ができるようになった。しかし、発音ができないものに関しては指をさして注文した。なお、複数人で食事に行ったときには、「分開付(別払い)」という。

 学校生活においては、週2回ルームチェックがあるため常に部屋をきれいに保つ努力をした。また、登下校の時に制服チェックがあるため、きちんとしなければならない。体操着やスニーカーを着用してしまうと、減点されてしまう。常にきちんとした格好でいなければならないので、だらけた服装をせず規則正しい服装でいることに慣れるようになった。また、中間・期末考査は、日本と違って持ち込み可能の教科がない上に難易度が高いので、必死に勉強しなくてはならない。プレゼンテーションする授業がほとんどであり、その上、プレゼンテーションの回数が多いので、就職した際に役に立つと思う。

 インターンシップにおいては、高雄餐旅大学で学んだことを実践することができる。例えば、ハウスキーピングのベッドメーキングなどである。また、ホテル関係の仕事を経験することで、今後の大学生活に活かせるものを多く得ることができた。

Name R.N.

台湾での留学生活について

  私が高雄餐旅大学に留学するにあたり、身に着けたいと考えたことが二つある。一つ目は、言語の習得である。もともと中国語は二年生になってから半年間だけ勉強して留学した。そのため、挨拶やちょっとした会話ができるようになりたいと考えていた。授業は初級のクラスで、他の日本からの留学生も一緒に一から勉強した。先生は日本語が話せないため、英語で中国語を学んだ。日本語で学ぶより頭を使い、どちらの言語の勉強もできるという利点がある。それによって、学校で学んだ単語や挨拶などは会話の中で聞こえるようになったが、話している内容を理解することはまだ難しい。またコンビニや食堂で値段を言われた際には、数字が聞き取れるようになった。中国語の発音は想像以上に難しく、身に着けるのに苦労している。しかし早く身に着けられるようにこれからも努力したい。日本語学科の生徒との会話は日本語であるが、他の学科の生徒は話せる人が少ないため、会話は英語になる。授業だけでなく、日常会話をすることで以前より英語を使う回数が増えた。単語力のなさに毎回苦労するが、伝えようとすることが大切であると学んだ。二つ目は、ホスピタリティの知識の習得である。日本でその知識を身に着けるのには、専門学校や観光系の学部でないと学ぶことができない。しかし高雄餐旅大学に留学したことで、日本でできないようなことを学ぶことができた。例えばレストランサービスの授業では、料理の出し方やセットの仕方など実践的なことを学ぶことができた。ホテルのレストランでアルバイトをしている私にとっては、その知識を再確認することができ、さらによりよいサービスの提供に力を入れていかなければいけないと改めて感じることができた。ベッドメイキングの授業では、実際のベッドで時間内にセットしなければならないという制限がある状態で行った。ハウスキーピングの一つであるベッドメイキングは、時間が勝負である。そのため緊迫した中で行うことができ、時間の厳しさだけでなく、効率の重要性も学ぶことができた。

 四か月の大学の生活も終わり、約一か月のインターンシップを華王大飯店で行っている。そこでの仕事内容は、部屋の鍵のお預かりや日本人のお客様のチェックインなどフロント周りの作業である。スタッフの方達は、英語が話せることが必須であり、さらに何人かは日本語も話すことができる。そのためどんなお客様にも対応することができる。チェックインの方法を学んでから、日本人のお客様が来ると任されることが多くなり、さらに電話対応の際も台湾のスタッフの方に代わって受けることもある。中国語で対応するのは難しいため、日本語を話す一人のスタッフとして、役に立っていると実感している。華王大飯店は日本人のお客様の数が多くないと聞いていたので、仕事ができるか不安だった。しかしツアーで来る方や、仕事の関係で宿泊される方が想像以上に多く日本語で接客することができている。一月中は早番と遅番に分かれて、私は早番につくことが多かった。早番は朝の7時から15時半までで、基本的に鍵のお預かりや当日宿泊されるお客様の確認などが主な仕事である。朝が早いこともあり、出勤や出発される方が多く、中国語や日本語、英語が様々な場所で聞こえてきて、挨拶もその方に応じてしている。挨拶を返されたり、鍵の預かりでお礼を言われたりと直接お客様からの言葉を聞くことができるため、仕事のやりがいを感じている。スタッフの方とのコミュニケーションは英語と日本語であり、仕事の事だけでなく台湾のことについても教えてもらっている。どの方も親切でスタッフ同士も仲が良いのが一緒に働いていてわかる。日本について興味をもっている方も多く、お互いに情報交換をしながら上手くやっている。これからフロントの仕事だけでなく様々な仕事をさせてもらうので、一つ一つ責任をもって行いたい。またこの経験は将来につながることであるため、無駄にならないように過ごしていきたい。

 台湾で9月から生活してみて、自分に起こった変化としてあげられるのがやはり語学力の向上である。来た当初は、台湾の学生が話していることが全く分からず、日本語に訳してもらわないと理解することができなかった。授業を重ねていき、単語テストなどで覚えた単語がでてくると聞き取れるようになった。そのおかげで、全部ではないが意味を推測することができるまでに成長した。また最初の頃は買い物に行く際には、いつも中国語ができる友達についてきてもらっていた。しかし日がたつにつれ、一人でも買い物できるようになり、異国の地でも一人で行動することができた。何も分からない状態で出かけることは、最初は不安であるが数か月たつと慣れてきて、人の手を借りずに出かけることの楽しさも感じられた。中国語で会話をするのは難しく、英語と同様に聞き取ることはできても話すことができない。習得するのに時間がかかるのは言うまでもないが、自分のやる気次第でどうにでもなると考えられる。今まで以上に努力をする必要があり、身に着けるには自分だけの力では難しいところがある。そのため台湾で知り合った学生や中国語を話せる友達の力を借りて、学習していきたい。

      
      ベッドメイキングの授業                    華王大飯店の入口

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