国立高雄餐旅大学交換留学生レポート

2014年度 近況レポート 

2014年9月~2015年3月まで交換留学生として国立高雄餐旅大学(台湾)で学んでいる、A.W.さんR.N.さんからの近況レポートです。
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Name A.W.

驚き満載の台湾

 台湾到着初日、空港に着くと、大学の職員と私のチューターに会い、大学専用の車に乗った。その時、歩行者用の青信号のマークが動いている上に赤の信号に変わるまでカウントダウンしていることにまず驚いた。その日の夕食はワンタンラーメンを食べたのだが、そのワンタンの大きさにも驚いた。下図はそのワンタン麺であり、ワンタンの大きさは小さなPCマウスぐらいである。台湾のご飯は非常に量が多い。ほかに驚いたこととしては、高雄の政策で、学生証があれば公共機関がただなことだ。また、文房具も学割がある。
 
次に、大学についてである。様々な分野のホスピタリティについて学ぶ大学であり、学科も多い。私のチューターは日本語学科の学生で、ルームメイトは航空学科の学生である。寮のルールは厳しい。例えば、一階のロビーのカーペットを踏んだらペナルティーがついてしまい、そのペナルティーは9点のマイナスである。2枚目の写真がロビーにあるカーペットである。また、週に1回教師による寮の綺麗度チェックなどがある。もしも汚かったら、他の場所を掃除しなくてはならないのである。1回だけ寮の教師によるルームチェックに鉢合わせしてしまったが、OKをもらった。学校のルールも厳しい。授業のある日は制服で過ごさなくてはならないが、なぜか台湾の学生の制服のスカートの丈は非常に短い。なお、もし体育の授業のない日に体育着を着ているのを教官に見つかってしまうと、氏名を記入しマイナスの評価になる。評価は100点スタートで、70点以下になると、退学処分になってしまうようである。
  
左図は、校内にあるジムであり、学生であれば無料で使用できる。10種類程度の機械があり、テレビがついているので飽きが来ない。交換留学生は体育の授業がない上に、台湾の料理はおいしいがハイカロリーなものが多いので多少運動した方いいということで、時たまジムに行くことにしている。
初めてこのジムに行った日にちょうど校歌のコンテストがあり、あまり見ることができなかったが、すばらしいものであった。校歌に加えて学部ごとの歌があり、その歌にはダンスもあるので、かなり一体感がある。1年生の大会なので、私たち留学生は参加しなかった。大会の日、学生は顔に学部らしいペイントをしていた。下図はそのデザインであるが、私のルームメイトは航空学科の1年生なので、看板は航空学科のものである。コンテストの前日までは夜9:00ごろまで歌の練習をしていて、情熱を感じた。     
   
授業については国際観光学部の授業を履修しており、発表やプレゼンテーションや講習をすべて英語で行っている。観光英語の授業では、ホームタウンツアーや旅行体験などの発表がある。発表が多いので就職後に役に立つものが多い。台湾の学生は非常に優しく気さくに話しかけてくれるので、授業の手助けになる。また、中国語の授業では、英語で1から教えてくれるので、自分にとってハードにならない。日本では、試験は1度しか行わないが、餐旅大では2回行われるので理解しやすい。授業時間に関しては、日本は90分であるが、1コマ50分などで集中力を切らさずに授業を受けられる。
旅行業経営管理の授業の先生のご厚意で、11月24日のフィールドトリップに参加させてもらい、高雄にある台湾砂糖業博物館と第2埠頭芸術センターに行き、そこで発表を聞き各場所のガイドに案内してもらったので、理解しやすかった。その旅行で、国際観光学部の学生に日本語を教え、私は中国語を教わった。結果として、他の学部の学生と仲良くなった。
 
左の写真はその時の写真である。
日本語学部以外でも日本語ができる学生が多いので、台湾は親日的であると感じている。

Name R.N.

台湾での留学生活について

 高雄餐旅大学は、国立でさらにホスピタリティの大学であるため他の大学とは少し変わった規則がある。例えば大学なのに制服があったり、朝の掃除があったりまるで高校生に戻ったかのような生活である。破ってはいけないルールがいくつかあるが、それを破ってしまうと、寮の全フロアの掃除をさせられるという罰が与えられる。だから毎日気が抜けないのである。学校内に食堂が二つあり、コンビニもあるため学校を出ずに食事を済ませることができる。台湾の食事は全体的に脂っこいものが多く、最初は胃もたれをすることがあった。そのため野菜を多めに食べるようにしてバランスを取っている。

平日は基本的に学校内で過ごすことが多いが、休日になるとデパートに行ったり、台湾や日本の友達と観光地に行ったりして台湾を満喫している。台湾の食事は美味しいけれども、日本食には勝てない。だから日本食が食べたくなったときは日本人だけで食べに行ったりしている。移動手段はバスとMRT(地下鉄)が主で、バスは学生証があればお金がかからず乗ることができる。日本とは違い学生証で割引ができたり、電子マネーとして利用することができたりととても便利である。その他に台湾ではバイクも主な交通手段である。日本に比べて圧倒的に走っている量が多く、さらにスピードを出し過ぎているバイクがあるため、よく見ていないと事故になる可能性が高い。
  
  食堂のご飯の一例       道端に止まっているバイク
日本から来た留学生は、日本語学科に所属するが、その学科の授業だけでなく他の学科の授業も取ることができる。そのため日本語・英語・中国語の3種類の言語の授業がある。日本文学や日本語検定の日本語の授業、レストランの実習や観光ツアーの英語の授業、そして会話・筆記などの中国語の授業である。日本でも外国語学部であるため、中国語はできなくても英語には少し自信があった。しかし台湾の学生は英語を母国語とまでは言わないが、それに値するくらいレベルが高い。リスニングは話の内容から推測することができるが、スピーキングとなると自分が言いたい単語が出てこず語彙力のなさを痛感した。授業でプレゼンをする機会が多く、それはやはり日本についてのものになる。もちろん台湾の学生は日本について知っていることが少ないため、日本人の当り前が通用しない。だからどうすればうまく伝わり、理解してもらえるかを考えるのに時間がかかってしまう。しかしそれが伝わった時の喜びは大きいため、よりよいものを作るよう努力している。どの授業の先生も日本人の留学生を気にかけてくれ、質問をしやすい環境にしてくれる。さらに日本語がわかる学生がたくさんいるため、困った際は助けられている。
  
   レストランの授業           日本のカレーチェーン店 
私が台湾に来る際に一番心配していたのは言語の面である。日本語学科があるといっても、どのくらいのレベルまで話せるのか分からず、想像できなかった。しかしチューターの子や他の学生は日本語がすごく上手く、コミュニケーションを取るのに苦労していない。他の学科の学生との会話は英語になり、授業を一緒に受ける上では問題なかった。プレゼンの準備や休憩時間の際は、中国語で会話していることが多く、時々訳してもらいながら一緒に取り組んでいる。寮は日本人の留学生・台湾の学生二人と四人部屋である。台湾の学生は、二人とも日本語はできないが英語学科であるため会話は英語が中心になっている。しかし二人とも私たちのために日本語を勉強していて、たまに日本語で話し掛けられることがあり、自分も中国語を勉強しなければと思う。高雄餐旅大学は敷地が広く、同じ学科の子に会うのも珍しいが、私が日本人だと分かると他の学部の学生でも日本語で挨拶してくれることがある。また私が重い荷物を持っているときに手伝おうとしてくれ、とても親切にしてくれる。コンビニやスーパーに行っても、日本語の挨拶が分かる人がいて、私たちが日本人だと分かると色々な日本語を話してくれる。店員さんは中国語しか話せないと思っていたので、単語でも日本語が聞けると嬉しく感じる。台湾の人は日本人にとても優しく接してくれ、多くの場面で助けられている。しかし頼ってばかりでは自分のためにもならないため、力を借りながら自分で行動できるようになりたい。

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