北京語言大学交換留学生レポート

2014年度
近況レポート

Name S.I.

北京留学

北京語言大学での約五ヶ月の交換留学も半分が過ぎました。短期留学を経て挑んだ交換留学ですが、最初は想像以上にたくさんの困難がありました。しかし、北京での生活や文化にも慣れてきて、少しずつではありますが中国語もわかるようになり、話せるようになり、とても充実した生活を送っています。

 授業は、毎日午前中に4時間あります。総合、リスニング、リーディング、スピーキングの4つの授業を日替わりで受けています。授業はもちろんすべて中国語で行われます。始めは、慣れない中国語に、授業形態にとまどい、毎日ついていくのに大変でした。先生の言う事はわかっても、自分の言いたい事が言えず、もどかしい思いをし、毎日毎日授業が憂鬱で、先生に当てられないようにと気配を消す事で精一杯でした。ですが、辛くても大変でも行きたくなくても、毎日授業を受けました。また、最初はやはり間違えることを恐れ、なかなか発言できずにいました。私はもともとクラスの中でも中国語が上手なほうではなかったので、「間違えてもいいんだ、間違えて当たり前だ」と思いながら授業を受けるようにしたら、気分が楽になり、発言することも怖くなくなりました。クラスメイト達も、私が理解してない顔をしていると、わかるまで教えてくれます。そのおかげで、少しずつではありますが成長しています。それでもたまに気を抜くと授業が理解できないし、クラスメイト達の中国語力にはまだまだ及びません。クラスメイト達は私にとって良い教師であり、良い刺激です。

 クラスには20人学生がいて、ウズベキスタンやパキスタン、トルクメニスタン、ロシア、イラン、スペイン、ミャンマー、タイ、韓国、南アフリカ、コンゴなど様々な国から来ています。クラスによって様々ですが、20人中15人が韓国人というクラスもあるそうです。彼らはみんな中国語がとても上手で、授業以外のところでもお互い中国語で話しています。私は、最初の方は中国語があまり話せなかったので、クラスメイト達と全然コミュニケーションをとることができませんでした。ですが、知っている数少ない中国語をちぐはぐに並べながら一所懸命話していると、相手も私の言いたいことを理解しようとしてくれます。今では、前に比べると自分の言いたい事が言え、聞きたい事が聞けるようになり、クラスメイト達と中国語で話すのがとても楽しいです。政治などの深い話から恋愛などの雑談までいろいろな話をします。これほどたくさんの国からの留学生が一つのクラスにいるため、授業中にはお互いの国や文化について発表し合ったりしています。中国の文化だけではなく、他国の文化も一緒に学べるのはとても貴重です。また、私たちは挨拶をする際には相手の国の言葉を使います。クラスメイト達は私に「こんにちは」と言い、私は彼らの言語を使って挨拶を返します。毎日一緒に中国語やお互いの文化や言語を勉強しています。

 私は今、日本人OB会に所属しています。日本人OB会というのは、北京語言大学に留学している日本人留学生の間での情報交換や、中国人学生との交流の場などの提供を目的として作られた会です。10月の始めに、日本人留学生と、日本に興味を持っている中国人学生の交流会がり、北京動物園に行ってきました。中国人学生2人と日本人留学生2人で北京動物園内を回りました。私はあまり中国語は話せなかったので、意思疎通にとても苦労しましたが、自分の数少ない中国語の知識と英語を交えてなんとか会話をしました。中国人学生と普段あまり交流する機会がないので、とてもいい機会となりました。また、日本の動物園ともまたちょっと違った北京動物園を経験できました。その後も、その二人の中国人学生とは昼、夜ご飯を一緒に食べたり、一緒に勉強をしたりしています。日本人OB会は毎月様々な中国人学生とのイベントを計画しています。

 言葉が通じなくて、思うように意思疎通が取れず悔しい思いをすることもたくさんありますが、英語圏での留学では決して経験することのなかったことを経験出来ています。この経験は、私にとってとても貴重で、かえがえのない財産になりました。こういった経験をすることで、中国語だけでなく自分の英語力にも活かすことが出来るのではないかと思います。辛くても諦めたくても毎日授業に挑み、クラスメイト達に積極的に話しかけ続けて約二ヶ月。「話せるようになってる。少しは成長してる!」と実感できるようになりました。この喜びでまたさらに中国語勉強したいと思えるようになりました。あと残りの二ヶ月、勉強にも遊びにも全力を尽くしたいと思います。



Back