光云大学交換留学生レポート

2014年度 体験記

2014年2月~7月まで交換留学生として光云大学(韓国)で学んでいた、Y.N.さんM.N.さんからの体験記と、2月まで学んでいるH.K.さんからのレポートです。
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Name Y.N.

半年間の韓国留学を終えて

 2/19から8/15までの半年間、交換留学生として韓国の光云大学に留学していました。これまでで最も早く過ぎていったような半年間で、学んだことは語学だけではありません。留学に行く前とでは世界観も変わりました。体験記として、二つのことについて書きたいと思います。

 初めに、学校生活についてです。月曜日から金曜日までは朝9時から午後3時まで語学堂で韓国語の授業を受けていました。もともと文京で2年間韓国語を勉強してからの留学でしたが、やはり知っている単語数、文法だけでは初めは大変でした。授業は韓国人の先生で、知らない単語も文法も全て韓国語で教わります。そのためまず耳が韓国語になれないと授業を受けることも一苦労でした。しかし心強かったことは、私たちよりも早く留学をしている同じクラスの中国人たちが、親切に教えてくれたことです。授業の流れもわからなく戸惑っていると、わかりやすい単語やジェスチャーを使って今しなければならないことを教えてくれました。クラスの雰囲気は居心地が良く、学ぶ環境に本当に恵まれました。中級のクラスでは、韓国の昔話の勉強もしましたが、その登場人物を役で分け、台詞を覚えて劇のようなこともして、本当に楽しく勉強をすることができました。金曜日の午後は文化授業で、語学ではなく韓国文化に触れるものでした。4カ月間はK-popのダンスを覚え皆で踊りました。日本人と中国人はK-pop好きが多く、とても楽しかったです。残りの1カ月はテコンドーを習いました。とても熱心な先生で、初回から全員手で板を割るという内容で驚きましたが、他では経験できない良い体験ができました。

 大学の正規の授業では、英語の授業と日本語の授業のお手伝いをしていました。英語の授業は金曜日に韓国語の授業後に6時まで受けていました。これは外国人専用のものだったので、ネイティブの先生と日本人、中国人、モンゴル人での授業でした。宿題はペアワーク、グループワークが多かったです。英語の授業ではモンゴル人と特に仲が良くなり、授業も一緒に受け、ご飯を食べに行ったりもしました。日本語の授業は、初級と中級の2つに参加していました。初級は発音のお手本、書けない文字を教えたり、自己紹介の練習を手伝ったりしていました。中級ではグループに混ざってその日ごとのテーマにそって会話練習をしました。中級のクラスになると、お互いにわからないことを教えあったりできて、刺激の多い授業でした。私が担当していたグループに、中国に留学していた学生がいました。特に仲が良くなり、ご飯を食べに行ったのですが、会話に出てくる単語でお互いわからないものがあると、その学生は中国語で漢字が得意なので紙に書いて説明してくれたりしました。お互いの母国語ではない言語を通して意志の疎通ができることに感動し、その学生の努力があってこそですが、世界が思っていたよりも近くに感じました。

 韓国の学生は本当に学ぶ意欲が高く、普段も図書館に人はいますが、特に試験の1週間前は席が無くなるほど学生で溢れます。図書館で一晩勉強する学生もいました。私たち文京生3人は韓国人3人ととても仲良くなり、大学の試験と語学堂の試験期間が同じ時にはみんなで図書館に行き夜の10時過ぎまで勉強しました。知り合った時はお互い全く話せずに苦労しましたが、今ではわからない単語も私たちが韓国語で単語の意味を説明して、それはこの単語だよ、と教えてもらうようになりました。彼らも日本語がかなり上達しましたが、2学期から日本語の授業を受け始めて今本格的に勉強しています。留学に来るまでは、自分たちの言語に興味を持ってくれることがこんなに嬉しいことだと知りませんでした。これからも互いにスキルを上げられたら素晴らしいことだと思います。

 二つ目は、文化の違いです。韓国人は、本当に思ったことをそのまま相手に伝える意識が高いです。韓国人の間では、「日本人は本音と建前」だと言います。確かに、日本人は本来の気持ちとは裏腹なことを言ったりします。それは相手がこれを聞いたらどんな気持ちになるだろう、と考えての末だとは思いますが、韓国の人たちは思ったことを率直に伝えます。その方が自分も相手にも、物事のこじれがなく済み、嫌なことは嫌だとはっきり言うことがベストであるという考え強いです。そのため、私が苦手な集まりの誘いを断る時もはっきり言わずにいた時、友達には行きたくないから行かないとはっきり伝えれば良い、と言われましたが、何となく罪悪感もあり言えず、身にしみついた文化を感じました。

 反日が心配でしたが、私たちは特に嫌な思いをすることはありませんでした。しかし歴史上問題が起こった日(3/1の抗日運動)などの日には街中国旗が掲げられ、日本人が外を歩くのは少し怖かったです。

 あっという間の半年間の間で私が一番学んだことは、国境の無さを肌で感じたことです。これまではこの国の人はこういう感じ、と勝手にイメージ付けてきましたがそんなものはなく、一人ひとりが全く異なり、そして国境は関係なく良い関係が築けるということです。この留学で世界観が大きく変わったと思います。わたしはこれからも韓国語の勉強を続けて行こうと決めました。日本でも検定を受けたりして、養った実力を更に伸ばしていこうと思います。


写真は1997年にユネスコ世界文化遺産に登録されたチャンドックンの秘苑で、宮殿の庭園として造られたものです。
この庭園は山の中のような自然で、案内付きで周ると1時間半かかる大きなものです。


Name M.N.

留学を終えて  

 8月15日までの約半年間、この留学で得たものはとても多くありました。
私は半年間毎日韓国語を勉強し、なるべく使う機会を自ら増やそうと努力しました。なので、語学堂で習った韓国語をだんだん使えるようになってから、韓国人の友達や先生、クラスメイトの友達と上手くコミュニケーションをとれるようになり、今は友達と話をしたり一人で出かけたりしても困らない程度になりました。話すことは語学を習得するためにとても重要だと実感し、日本に帰ってまた英語を勉強する際にも活かせるようにしたいです。また今回の日本人留学生は文京からだけではなく、滋賀と新潟からも来ていたため、日本人の友達もでき、それもまたとてもいい機会になりました。

韓国人や中国人の友達はとても勉強熱心で、その姿勢にも刺激を受けることが出来ました。ただ授業を受けるだけではなく、授業内で積極的に発言をしていました。私もクラスの雰囲気が良かったおかげもあり、間違っていても気にせずに発言が出来るようになりました。間違っていても発言をした方が自分が理解出来ていないことも知ることが出来る上に、先生がもっと細かい説明をしてくれるきっかけになるとわかりました。

今回の留学で外国に対するさまざまな考えが変わったことも、留学に行ったからこそだと思います。韓国や中国の友人からの反日感情は全くなく、私たち日本人によくしてくれた友人ばかりでした。友人だけでなく、スーパーのおばさんやタクシーのおじさんも同じでした。韓国は反日のイメージを持っている日本人も多くいると思いますが、韓国は素敵な国であると思いながら半年間過ごすことが出来ました。

留学という特別な環境の中で過ごすことが出来ているため、興味が湧いたことには積極的に行動に移し、留学生活を充実させました。そしてその行動が自信に繋がることも多かったと思います。ミュージカルを見に行き役者さんのセリフを聞き取って理解することが出来たり、映画を見に行き、英語音声韓国語字幕で内容を理解出来たりと自分の実力を知ることが出来ました。そしてもともと韓国の文化にも興味があったため、ソウル市内で文化や歴史に関する博物館にも行きました。そのため、より文化への関心が深まり、日本でいう京都のようなところにも旅行し、韓国の文化や歴史に触れることが出来ました。そしてそこでは韓国人だけではなく、オーストリアの女の子と話す機会のあり、お互いの国の文化紹介をして、アジアでなくヨーロッパの異文化を感じられて、そして改めて自国の文化の良さなどに気が付くことが出来ました。
この半年間の韓国留学はかけがえのない時間になりました。この体験記に収まらないほど、いろいろ経験でき、留学に行ったからこそ感じられたことも多く、たくさんの韓国の方や友人に支えられて、充実した生活を送ることが出来ました。自分自身もさまざまな面で成長出来たと思います。この留学では韓国だけでなく、もっと世界に興味を持ちました。英語圏ではありませんが、得られるものは本当にたくさんあります。韓国に留学に行って心の底から良かったと思っています。この留学で得たことを忘れずに、日本での生活も充実させたいです。

Name H.K.
                                             近況報告  

時間とは本当に早いもので、私が韓国に来て約七か月半が過ぎようとしています。残る韓国生活もあと少しです。韓国は十月になりだいぶ涼しくなってきて、朝や夜は肌寒いくらいです。韓国に来る前の私の目標は、後期からは語学堂ではなく韓国の学生に交じり光云大学で普通の大学の授業を聞くことでしたが、後期もなるべくスピーキングやライティングを重視した語学堂の授業を聞きたかったので、前期のように引き続き語学堂に通い空いた時間に英語の授業を取ることにしました。また韓国語がだいぶ身についてきたので前期よりもより多く韓国の学生と話す機会を増やそうと考え、日本語の授業の手伝いに積極的に参加したり、日本語の会話練習のグループのチューターをやったりしています。前期よりも少し忙しい生活になりましたが、そのぶん、たくさんの学生と韓国語で話す機会が増えてよい練習になっています。また周りに日本の学生がほとんどいないので、最近は日本語の授業やチューターをするとき以外はずっと韓国語を使っているので、本当にいい環境の中で勉強することができています。最初のころは韓国語がほとんど話せませんでしたが、今は大学の授業の内容もほぼ聞き取れるようになって自分でもびっくりしています。やはり常に韓国語で話していることがよい結果になっているのだと思います。

 二学期になって、韓国の学生と話す機会がより増えてよく思うこと…「私、日本のことよく知らない‼」自分の国のことなのに知らないことが多すぎることに気づきました。日本語の授業の時やチューターをやっているときに、よく日本のことを聞かれます。また、韓国と日本の違いなどについて話したりもしますが、いつも自信をもって答えることができないし、携帯などで調べないとわからないこともあるし、韓国に来て初めて知ったこともたくさんありました。語学堂でも長文を書く時間に自分の国について書かなければならないときにいつも困っています。日本にいるときはそこまで自分の国について気にしたこともなかったし、調べたこともなかったですが韓国に来て日本についてよく調べるようになりました。留学に来てその国の文化を知るだけでなく、自分の国についても勉強していることは、なんだか変な感じがしますが、すごく良かったなと思っています。今では韓国の学生に、より日本のことを知ってもらおうと私もたくさん勉強して、日本語の授業の手伝いやチューターをしています。私の想像よりも日本に興味を持ってくれている学生が多く、また、私と仲良くなって日本語を始めてくれた学生もいて本当にうれしいです。

 残りの留学生活は、いろんな人とたくさん話して、なるべく積極的に活動したいと思います。また、韓国のことだけでなく日本のことも調べて、韓国の学生に日本のことをたくさん教えてあげたいと思います。

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