ELS Language Centers (U.S.A.)派遣留学生レポート

2014年度 体験記

Name: S.U.

6ヶ月間のアメリカ留学

 本来このELS での長期留学は4ヶ月間のプログラムですが、私は幾つか思う点があり6ヶ月に延ばし2015年の2月までの滞在を決めました。なぜ2月までなのかと言いますと、ビザの関係です。私は今グレイスピリオドという帰国準備時間に当たる60日間を使ってアメリカに滞在しています。

まず私は語学学校の教育はとても良いものであったと思います。授業中の生徒の積極性とそれに触発され自身の積極性も向上しましたし、授業の内容も語彙を中心としたものや、リーディング、ライティングに重点をおいたものがあり、とくにリスニングの授業ではTOEICに似たようなことをやっていたのでTOEICに対する力もついたと思います。ただ、スピーキングの面で私はいつも本当に力が付いているのか不安でした。授業中の発言といっても少し質問したりや、ただ答えを言っただけというような感じだったのが原因です。ELSの生徒と会話するときももちろん英語を使うのですが、もちろん相手も英語を勉強している身なので、せっかく授業で習ったものを会話で試してみようとしても分かってくれないことが多々ありました。そこで私は当初の目的のうちの1つであったアメリカ人の友達をつくる事を思い出しました。幸いELSはMount Ida Collegeという大学のキャンパス内に位置していたのでカフェテリアはそこの生徒と共同でした。カフェテリアでMount Ida Collegeの学生と話すことはあまり簡単なことではありませんでしたが、なんとか何人かの友達を作れました。ただやはりそれだけでは十分ではなく、毎週の日曜日に近所の教会に通い、ボランティア活動をするために日本語の語学学校にも訪れるなど、いろいろ試してみました。語学学校では雇ってもらえませんでしたが、そうしているうちに徐々に自分のスピーキングが上達していると感じてきました。今回の留学ではいかに自分が積極的になれるかで、留学が180度変わってくるのだと感じました。また、これは留学だけで言えることではなく、日本に帰ってからも就職活動にも役にたつ力だと思っています。語学力と自身の内面の成長が出来たこの留学は非常にいいものになったと思います。

そして語学学校での4ヶ月のプログラムが終わり、グレイスピリオドをどう過ごそうか考えていたところ教会で知り合った方にボランティア活動の良い情報をいただきグレイスピリオドをギリギリまで使ってアメリカに残りボランティア活動をすることを決めました。ボランティア活動の内容は様々で、図書館での本の年代別の仕分け作業、教会での音楽演奏の手伝い、クリスマスツリーの飾り付け、などでした。ただ、ボランティア活動だけでは残りの60日間全てを消化できないと思っていたので、その他の日には友達と出かけ、歴史的建造物が沢山あるボストンを観光しました。また、11月のThanks Givingには友達の紹介でアメリカ人のホームパーティーに参加させてもらいました。
実はこのレポートを書いるのは1月なのでまだ1ヶ月自分の留学が残っています。これからの1ヶ月も充実させて、積極的に英語を話す機会を見つけていこうと思います。

Name: R.S.

ボストン留学を終えて

 ボストンへ来てから2か月以上、11月に入ったころからボストンはだんだん寒くなってきました。順調にレベルも上がっていた私ですが、私はこのころから少し焦りを感じていました。なぜなら英語の学習への自分自身のスランプを感じ始めていたからです。授業で習ったことが理解できず、授業中の私の頭の中はハテナがたくさん、いきなり先生の言っていることがさっぱりわからなくなっていました。今までの2か月間は慣れないながらもなんとか理解できていた状況とは何かが変わっていた気がして、パニックになっていました。家に帰ってその日やった内容を必死で日本語に訳して考え直し、youtubeの動画などネットを使ってさらに詳しい説明を探してやっと理解する、ということを繰り返していました。また、このころは日本人の友達にも教えてもらったり励ましてもらったりとたくさん助けてもらいました。しかし同時に、日本人の友達と話しすぎているのではないか、などと思うこともあり、今までに感じたことのない不安や自己嫌悪に陥っていました。そこでランゲージセンターでの様々なアクティビティに積極的に参加し、週末はなるべく友達とでかけたりして英語を話す機会を設けるようにしました。

11月のなかば、また1つのセッションが終わり、無事にレベルをパスしました。私は残り1セッションとなり、私は最後のこのセッション、パスしないわけにはいかないという気持ちで臨みました。しかしこの最後のクラスは節目のクラスだったため判定基準が少し厳しくなっており、特にライティングが苦手な私にはライティングのクラスがハードで、私のエッセイにはたくさんのミスのマークが印されていました。今までの私であれば恥ずかしくてスコアは誰にも見せたくないと考えていました。ですが私のクラスメイトはいつもみんなのスコアを聞きあっており、案の定1人が私にスコアを聞いてきたので私はスコアを教えました。すると彼は「気にすることはない。これからだよ。」と声をかけてくれました。そして間違っているところを丁寧に説明してくれました。次のエッセイで大きなミスをしなかった私を褒めてくれ、すごく嬉しかったのを覚えています。無事に最後のレベルもパスすることができ、私の4か月のボストン留学は終わりました。

ボストンでの最後の1か月、気を抜かずに勉強に集中しなければならないことはじゅうぶん理解していましたが、私はたくさんの友達と離れてしまうことを考えると悲しくなることも多かったです。最後の1か月で仲良くなった友達もたくさんいて、何度も「帰りたくない」と言っていました。いろいろな国出身の私のたくさんの友達は、家に来たお客さんにはしっかりおもてなしする、素直な心で友達に接する、世界にはたくさんの人がいていい人もいれば悪い人もいるが、国で判断するべきではないなど、分かっていたつもりでも改めてハッとさせられることがたくさんありました。母国語同士が通じるわけではないので、どうしても意見交換がうまくいかなかったり、お互いの文化のギャップにも何度も驚かされましたが、私はこの4か月間、本当に言葉に表せないくらい素晴らしい経験をしてきたと言えます。

この留学によって将来自分が何をしたいか、具体的に決めることができたわけではありませんでした。ですが、「自由の国アメリカ」を良い意味でも悪い意味でも身をもって体感できたと思っており、確実に私の視野は大きく広がりました。この感覚を持ち続け自分の将来に少しでもつなげていけたらなと考えています。

Name: H.U.

ボストン留学を経て

 学校の授業はすぐに慣れました。セッションの終わりが近づいてくるとテスト勉強に励みました。テストの点数が大きくクラス進級に関わってくるので真面目にみんな取り組んでいました。順調に落ちることなく、最後のセッションには一番上のマスタークラスに上がることができました。マスタークラスの授業は今までの授業内容とは異なり文法の授業はなく、クラスでテーマに沿ってディスカッションをしたり20分のプレゼンテーションをしたりと、高度な授業の内容でした。ディスカッションのトピックは政治についてだったので政治知識や語彙力がなしの状態で、クラスで話し合うのは難しかったです。日本の政治について話を振られたときにうまく伝えられず、日本のことを知っておくことが大切だと感じました。日本の生徒は自分の国の政治、政府について他国の生徒と比べて関心が薄いと思います。他国の生徒は自分の国の政治、ましてや他国の政治についての知識も常識として兼ね備えており、日本人もその部分では見習うべきだと感じました。文法や語彙は英語学習の基礎であり、まずはその基礎をしっかり組み立てておかないと自分の意見を正しく英語で述べることはできません。私はまだ基礎が完璧に固まっていない状態だとマスタークラスの授業を受け痛感したので、これからは基礎を固めつつ、自分の知識を生かして英語学習に励みたいと思います。日本に帰国してからも英語に触れる機会をなくしたくないので、英語に触れる機会が多いアルバイトをしたり、英検、TOEICの勉強をしたりして、英語学習を続けていきたいと思います。

学校を卒業した後は一か月ほどボストンにアパートを借り、ボストンでネイティブの人とコミュニケーションをとる機会をとりました。ミートアップというコミュニティに参加し、現地のアメリカ人の友達や、大学に通っている留学生と友達になることができました。語学学校の友達と英語で会話をするのとそういったネイティブの人たちと会話をするのは全く会話の質が異なり、自分の会話力の低さを身に染みて感じました。話すスピード、会話表現などすべて違い、会話を理解することに精いっぱいで自分の考えを英語で伝えることがとても難しかったです。日常で使われる英語を身に着けるためには、語学学校の友達とではなく、実際にネイティブの友達を作り、会話することが一番大切だと感じました。語学学校でできた友達もとても素晴らしいですが、そこだけにとどまらず、せっかくの留学なので現地の人とのコミュニケーションをとることを、これから留学する人におすすめしたいです。なかなか現地の人と絡むのには勇気がいり、難しいですが、不思議なことに、いざ話し始めるとしっかりと伝わるように話さなきゃという意識に変わり、相手に自分の言いたいことを伝えることができました。このことに気付いたのはアメリカに来て3か月目辺りのことで、もっと早く気づいてネイティブの人とたくさん絡んでおけばよかったと後悔しています。現地には多かれ少なかれ日本人はいるので、そこでグループを作ってしまいがちですが、そこから少し離れネイティブの人とコミュニケーションをとる機会を作ることが会話力の促進に繋がると考えます。

最後に、ボストンは歴史的な街なので、歴史にもたくさん触れることができました。古くから残る建造物や街並みはとても美しかったです。芸術もとても有名で、美術館がたくさんありますし、バレエやオーケストラなどといった音楽に触れておくといいと思います。建物一つ一つがお洒落で、特にコープリーにある図書館には圧倒させられました。フリーダムトレイルという地面に刻まれている線をたどるとボストンの街並みを存分に楽しむことができ、そういった面でもボストンの街に人々が誇りを持ち、大切にしていることがわかります。今までいろいろな国に旅行や留学などで訪れましたが、もう一度行きたいと思う街はボストンです。冬はとても寒いですが、それでも住みたいと心から思える街です。ボストンに留学に来て本当によかったと思います。また英語力をさらに身に着け、ボストンに再び訪れたいと思います。


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